ファースト捨て活を終えて、一見スッキリしているように見える我が家ですが盲点箇所はいくつか存在しています。普段あまり開けない備え付けの収納場所にしまってしまう迷いモノ。以前習っていた茶道の道具他。
だいぶ整理したのですが「ちょっと一服点てるときもあるかも」なんて淡い想いは捨てられず、キッチン下に収納していました。でも「ちょっとしたパーティー」もない身で「ちょっとした茶会」があるわけなどなく。
時々見える度に
「いつ使ってくれるのー」
「何か盛ってー」
「何か入れてみてー」
と聞こえてきそうな小さなうめき声を聞こえないふり見ないふり。
茶道が好きなお仲間はシニア圏に属する方が多い。
緊急事態宣言発令後の抗ウイルス路線が続く中、自粛ムードな茶道会。
家で抹茶を点てて子供に出してもブッと噴かれるだけだし今後再開するにも密室飲食の条件を軽くクリアする茶道のハードルは意外に高いとみた。
気にならない人は気にならない。
私はとても気になる人なので数年復活は厳しいかな。
ということで、2021年捨て活事始めとして残留茶道具と寿ぎ食器を追加処分することにしました。
必要最低限に近いモノしか残していなかった中から、さらに間引き処分。
捨てるも何も、緩んで曲がっていた柄杓をグッと差し込んだらポロっと折れてしまいました。
景気よくバキっとではなく、ボロっと劣化的な破折音。
何個かあった蓋置は箱を開けたら
シミだらけ。
箱類は捨てて、風通しよく普段の食器のように、むき出しで保管することにしました。そう、古いモノは衛生面でかなりひっかかって来るのです。
後ろ髪引かれるのは匠の民芸品。
『和菓子と銘々皿が織りなす世界』に惹かれて集めていた時期がありました。
職人さんたちの匠の技を手放すことにためらいを感じてずっと保管してきましたが、やっぱり我が家で出番はありそうにない。塗りものや生木はお手入れが大変。今までも、漆のお盆にシミをつけたり、剝がれたりで散々な目に合わせてきました。ズボラ家に招き入れてしまったこと、心からお許しいただきたい。
この器も
田楽入れらしいのですが、私の料理スキルでは使いこなせなかった(/ω\)。
なのに八個もある。
何よりも寂しく思うのは、お茶を点てようという気持ちの余裕が今ないこと。
日本文化を堪能できる心の余裕を取り戻したいなと思う新年捨て活事始めでした。
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